睡眠不足は倦怠感や苛々に繋がり、集中力も活力も削いで、質の高い練習が出来なくなる。
最近の選手達は眠る技術を軽視する者も多いように感じるが、プロとして飯を食っているからにはそんな事で長くは生き残れまい。
どんなに素晴らしい食事を食べても、どんなに素晴らしいマッサージを受けても、睡眠が取れていなければ健康にはなれない。
私は現役時代から現在まで、ずっと「寝る」という作業にもこだわりを持ってきた。
なぜならプロとして戦いの世界でやってきて、進歩し続けるために「睡眠の質」というものが如何に重要かを嫌というほど実感してきたからだ。
例えば現役時代、私はどこへ行くにも必ずお気に入りの枕を持参していた。さらに各球場がある遠征先には、自分専用の布団をセットした部屋を自前で借りていたほど徹底していた。
これを読んでやり過ぎと感じる人もいるかもしれない。特に自分の体調に鈍感だったり、自分のベストな状態を知らない人には尚更だろう。
しかし、長い時間の中ではこの差はとてつもなく大きいものなのだ。
そうして「普通」と「快調」の差に価値を見出し、快調を維持する努力をし続けて来たからこそ、一流としてやってこられている。
規則正しいリズムと、質の高いしっかりした睡眠が取れていると活力がみなぎる。精神的にも苛々することが減り、集中力と意欲も出てくる。
つまり良い睡眠を取り続ければ、自動的に良い仕事が出来るようになり、人間としても成長するということだ。
但し、しっかり取ると言っても、昼過ぎまでダラダラ寝ているようなやり方では逆効果になりかねない。長けりゃいいってものではない。
体のリズムに合わせてなるべく規則正しく、朝は早くに起きて体を動かすこと。朝食をしっかり食べて、眠たいようなら軽く仮眠すればいい。
何時間寝ると具合が良いのかは個人差があるから、自分のリズムというものを知る必要もある。








